16日のニューヨーク株式市場は続落。ダウ工業株30種平均は前週末比47ドル38セント安の1万2,548ドル37セント、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同46.16ポイント安の2,782.31で引けた。

　国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事が性的暴行の疑いで逮捕されたことから、ギリシャに対する追加支援計画が滞ると市場に懸念され、相場の重しとなった。また朝方に発表された5月のニューヨーク州製造業景況指数が予想を下回り、5か月ぶりの低水準となったことも影響した。

　ハイテク株では、オンライン決済事業についてアリババグループと係争中であるヤフーが約4.5%下落したほか、アマゾンが約5%下落するなどし、指数を引き下げた。

　同日の原油先物相場は3営業日ぶりに大幅反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)6月物は前週末比2.28ドル安の1バレル97.37ドルで引けた。

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