(ビジネスワイヤ) -- シュルンベルジェ(NYSE:SLB)は本日、2013年第1四半期の売上高が106億7000万ドルとなったことを発表しました(2012年第4四半期は111億7000万ドル、2012年第1四半期は99億2000万ドル)。

シュルンベルジェの��事業による利益(特別費用・利益を除く)は13億5000万ドルで、前四半期から6%減少しましたが、前年同期比では4%の増加となりました。��事業による希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)は、前四半期の1.08ドル、前年同期の0.96ドルに対し、当四半期は1.01ドルでした。

シュルンベルジェは、2013年第1四半期に1株当たり0.07ドルの特別費用を計上しています(前四半期は1株当たり0.06ドル、前年同期は1株当たり0.01ドル)。

オイルフィールドサービスの売上高は106億7000万ドルで、前四半期比で5%減少しましたが、前年同期比では8%の増加となりました。オイルフィールドサービスの税引き前�業利益は20億ドルで、前四半期比で6%減少しましたが、前年同期比では4%の増加となりました。

シュルンベルジェのポール・キブズガード最高経�責任者(CEO)は次のように述べています。「海外事業が好調だったことと、北米での厳しい市場�況からの回復により、第1四半期は堅調な業績を上げることができました。前四半期比の業績には、北半球および極東での通常の季節的低迷や、前四半期に比べて製品の売上高が減少したことが影響しましたが、前年同期比では、海外市場の可能性、当社の執行力の強みと統合能力の重要性が示されました。

サウジアラビア、イラク、オーストラリア、中国などの主要市場で活動が好調だった中東・アジア地域に後押しされ、前年同期比での海外の成長はリグカウントを上回るペースとなりました。欧州/CIS/アフリカ地域では、サハラ以南の好調、ロシアおよびカスピ海、北海での成長が業績向上に寄与しました。中南米では、エクアドルでの生産管理活動、メキシコおよび中米での好調、アルゼンチン、ボリビア、チリでの市場の拡大によって業績が向上しました。北米では、カナダでの活発な活動と米国メキシコ湾での堅調な業績がありましたが、その一部は米国の陸上事業での価格低下と活動の低調により相殺されました。

当四半期は世界的な価格動向に変化はなく、リグ当たりの売上高はゆっくりではあるものの着実な増加が��しています。このような�況はこれまで6四半期にわたって�いてきました。活動だけでなく、技術構成もこの�況を促進しました。当社は、強力な執行能力と操業能力にサポートされた最高級のサービスの導入を�けています。北米では、陸上サービスの価格は全体的に低迷し、圧力ポンピング契約にさらに圧力がかかりました。

第1四半期には、世界のマクロ経済環境では、中国、米国、ユーロ圏を含む主要経済圏でさまざまな出来事がありましたが、2013年の当社の全体的な見通しは、GDP成長についても世界の石油・ガス市場のファンダメンタルズに関しても、以前の予想からあまり変化していません。北米では石油供給は今後も増加すると予想されますが、他の非OPEC諸国での生産は引き�き厳しい�況に直面するでしょう。予想外のマクロ経済的あるいは地政学的出来事がない限り、世界的な予備供給力は現在のレベルをほぼ�持すると予想しています。

その結果、当社は、サハラ以南アフリカ、ロシア、中東、中国およびオーストラリアを含む主要地域では予想通りに好調で一貫した成長が見込まれると考えています。北米では、リグ活動が予想より減少し、価格は引き�き弱含みであるため、見通しは依�として不透明です。寒冷な気候と天�ガスの生産が増えていないことから、備蓄分がかなり引き出されましたが、今のところ乾性ガスの掘削活動に変化は見られません。

こうした環境で、当社は、事業を運�するすべての市場で操業および財務面で優れた業績を上げることに注力しています。当社の組織全体が熱意と意欲を示しており、当社は今後も投資�の皆さまに大きな利益をもたらすことができると確信しています。」

その他の出来事

  • シュルンベルジェは、当四半期に当社普通株式250万株を1株当たり平均77.63ドル、総額1億9300万ドルで買い戻しました。
  要約連結損益計算書     (単位:100万ドル、ただし1株当たりの金額は除く)   四半期 3月31日締め   2013年   2012年   売上高 $ 10,668 $ 9,918 利息およびその他の収入(1) 33 47 経費 売上原価 8,442 7,810 研�・エンジニアリング 295 275 一般管理費 95 98 合併・統合(2) - 15 事業再編など(2) 92 - 利息     98     80 税引き前利益 1,679 1,687 所得税(2)     412     400 ��事業による利益 1,267 1,287 非��事業による利益     -     19 純利益 1,267 1,306 非支配持分に帰属する純利益     8     5 シュルンベルジェに帰属する純利益   $ 1,259   $ 1,301   以下に係わるシュルンベルジェの利益: ��事業による利益(2) $ 1,259 $ 1,282 非��事業による利益     -     19 純利益   $ 1,259   $ 1,301   シュルンベルジェの希薄化後1株当たり利益 ��事業による利益(2) $ 0.94 $ 0.95 非��事業による利益     -     0.01 純利益(3)   $ 0.94   $ 0.97   平均流通株式数 1,330 1,334 希薄化後平均流通株式数     1,340     1,344   経費に含まれる減価償却費(4)   $ 896   $ 851   1) 以下の利息収入を含みます。 2013年第1四半期 – 600万ドル(2012年 – 1000万ドル)   2) 特別費用・利益の詳細については6ページを参照。   3) 丸め誤差の関係で合計が一致しない場合があります。   4) マルチクライアント地震探査データ費用を含みます。   要約連結賃借対照表         (単位:100万ドル)   3月31日締め 12月31日締め 資産の部     2013年     2012年 流動資産 現金および短期投資 $ 5,561 $ 6,274 売掛金 11,502 11,351 その他の流動資産       6,664       6,531 23,727 24,156 債券投資(満期保有) 266 245 固定資産 14,805 14,780 マルチクライアント地震探査データ 582 518 のれん 14,580 14,585 その他の無形資産 4,734 4,802 その他資産       2,734       2,461       $ 61,428     $ 61,547   負債および株主資本の部             流動負債 買掛金・未払負債 $ 7,842 $ 8,453 概算所得税債務 1,548 1,426 短期借入金・1年以内返済予定の長期債務 2,962 2,121 未払配当金       419       368 12,771 12,368 長期債務 8,138 9,509 退職後給付 2,056 2,169 繰�税金 1,506 1,493 その他負債       1,176       1,150 25,647 26,689 株主資本       35,781       34,858       $ 61,428     $ 61,547  

純負債

「純負債」は、負債総額から現金、短期投資、債券投資(満期保有)を控除した額です。純負債は負債の返済に充当できる現金と投資額を反映しているため、 シュルンベルジェの負債水準に関する有益な情報を提供すると経�陣は考えています。今年度の現在までの純負債の増減の詳細を以下に示します。

        (単位:100万ドル)   四半期   2013年 純負債、2013年1月1日現在 $ (5,111 ) ��事業による利益 1,267 減価償却費 896 年金および他の退職後給付費用 128 受取配当金を�える持分利益 (23 ) 株式報酬費用 81 年金および他の退職後給付金 (177 ) 運転資金の増加 (924 ) 設備投資 (894 ) 資本計上されたマルチクライアント地震探査データ (117 ) 支払配当金 (365 ) 従業員持株�度の受取金 166 自社株買戻プログラム (193 ) 事業買収および投資(取得した現金と負債を控除) (39 ) その他 (94 ) 純負債に及ぼす通貨の影響   126   純負債、2013年3月31日現在 $ (5,273 )   純負債の内訳   Mar. 31,2013       Dec. 31,2012 現金および短期投資 $ 5,561 $ 6,274 債券投資(満期保有) 266 245 短期借入金・1年以内返済予定の長期債務 (2,962 ) (2,121 ) 長期債務   (8,138 )   (9,509 ) $ (5,273 ) $ (5,111 )  

特別費用・利益

本書では、米国で一般的に認められた会計原則(GAAP)に基づく財務業績に加え、非GAAPによる財務業績を提示しています(SECの規則Gに基づく)。これらの非GAAP財務指標と対応するGAAP指標の差異調整を以下に示します。

    (単位:100万ドル、ただし1株当たりの金額は除く)                               2013年第1四半期 税引き前       税金       非支配持分       純額       希薄化後EPS 損益計算書項目 シュルンベルジェの��事業による報告利益 $ 1,679 $ 412 $ 8 $ 1,259 $ 0.94 ベネズエラにおける通貨切り下げによる損失   92         -         -         92         0.07 事業再編など

シュルンベルジェの��事業による利益(特別費用・利益を除く)

$ 1,771       $ 412       $ 8       $ 1,351       $ 1.01   2012年第4四半期 税引き前       税金       非支配持分       純額       希薄化後EPS 損益計算書項目 シュルンベルジェの��事業による報告利益 $ 1,807 $ 436 $ 9 $ 1,362 $ 1.02 合併・統合費用 60 10 - 50 0.04 合併・統合 人員削減   33         6         -         27         0.02 事業再編など

シュルンベルジェの��事業による利益(特別費用・利益を除く)

$ 1,900       $ 452       $ 9       $ 1,439       $ 1.08   2012年第1四半期 税引き前       税金       非支配持分       純額       希薄化後EPS 損益計算書項目 シュルンベルジェの��事業による報告利益 $ 1,687 $ 400 $ 5 $ 1,282 $ 0.95 合併・統合費用   15         2         -         13         0.01 合併・統合

シュルンベルジェの��事業による利益(特別費用・利益を除く)

$ 1,702       $ 402       $ 5       $ 1,295       $ 0.96   製品グループ (単位:100万ドル)           四半期 2013年3月31日締め         2012年12月31日締め         2012年3月31日締め                           売上高 税引き前利益 売上高 税引き前利益 売上高 税引き前利益 オイルフィールドサービス 油層定義(1) $ 2,803 $ 758 $ 3,148 $ 918 $ 2,582 $ 674 掘削 4,132 741 4,137 696 3,785 657 生産(1) 3,785 573 3,927 592 3,542 620 �去など   (52 )   (46 )   (38 )   (42 )   9   (8 ) 10,668 2,026 11,174 2,164 9,918 1,943 全社など - (168 ) - (180 ) - (171 ) 受取利息(2) - 6 - 6 - 10 支払利息(2) - (93 ) - (90 ) - (80 ) 特別費用・利益   -     (92 )   -     (93 )   -   (15 ) $ 10,668   $ 1,679   $ 11,174   $ 1,807   $ 9,918 $ 1,687     地域別 (単位:100万ドル) 四半期 2013年3月31日締め 2012年12月31日締め 2012年3月31日締め     売上高 税引き前利益 売上高 税引き前利益 売上高 税引き前利益 オイルフィールドサービス 北米(1) $ 3,290 $ 627 $ 3,422 $ 656 $ 3,433 $ 777 中南米 1,904 371 2,071 377 1,766 323 欧州/CIS/アフリカ 2,851 508 2,958 579 2,577 428 中東・アジア 2,505 609 2,577 601 2,064 476 �去など(1)   118     (89 )   146     (49 )   78   (61 ) 10,668 2,026 11,174 2,164 9,918 1,943 全社など - (168 ) - (180 ) - (171 ) 受取利息(2) - 6 - 6 - 10 支払利息(2) - (93 ) - (90 ) - (80 ) 特別費用・利益   -     (92 )   -     (93 )   -   (15 ) $ 10,668   $ 1,679   $ 11,174   $ 1,807   $ 9,918 $ 1,687     過去の期間の金額の一部は、今年度の項目に合わせるために再分類しています。   (1) 製品グループおよび地域別業績に含まれる利息を除きます。  

オイルフィールドサービス

第1四半期の売上高は106億7000万ドルで、前四半期比で5%減少しましたが、前年同期比では8%増加しました。海外の売上高は72億6000万ドルで、前年同期から8億5300万ドル(13%)増加しました。一方、北米の売上高は32億9000万ドルで、前年同期から1億4400万ドル(4%)の減少となりました。2012年第4四半期には年度末の製品、ソフトウエア、マルチクライアントの売上が好調で、これが前四半期からの売上高減少分の半分以上を占めています。それ以外の前四半期比での売上高の減少は、北海、ロシア、中国での季節的な活動の減速、ブルネイ、マレーシア・フィリピン、オーストラレーシア市場での気候関連の作業の遅�、および米国陸上事業での生産能力過剰による価格低下によるものです。しかし、このような前四半期比での売上高減少は、アンゴラでの好調な探鉱・掘削活動、カナダ西部およびアラスカでの冬季の活発なプロジェクト活動によって部分的に相殺されました。

年度末要因および季節的要因が前四半期比の業績に大きな影響を及ぼしたことを考慮し、特記しない限り以下では前年同期との比較を中心に説明します。

海外の売上高は13%増加し、前年同期比7%増となったリグカウントの増加ペースを上回りました。この売上高の増加は、中東・アジア地域での売上高が21%増の25億ドルとなったことが原因です。その主な要因は、サウジアラビアですべての技術で堅調な業績を達成したこと、イラクでの統合プロジェクト管理(IPM)の業績が好調だったこと、オーストラレーシアおよび中国市場で陸上および沖合での掘削活動が��したことです。欧州/CIS/アフリカの売上高は11%増の29億ドルで、その要因は、サハラ以南アフリカ地域で開発・探鉱掘削が活発だったことです。ロシアおよび中央アジア地域では、サハリン沖合での活動が活発であり、西シベリアおよびカ�フスタンでの陸上活動も活発でした。また、北海市場では、活動が探鉱から開発・生産関連のプロジェクトに移行し、安定した成長を見せました。中南米の売上高は19億ドルで、8%増となりました。その主な要因は、シュルンベルジェ生産管理(SPM)シュシュフィンディ・プロジェクトが着実に前進したことです。メキシコ・中米、アルゼンチン、ボリビア、チリの市場でも売上高が好調となりましたが、ブラジルでの売上高は横ばいでした。北米の売上高は前年同期比4%減の33億ドルでした。陸上での活動が前年同期比で11%減少したことが主な原因ですが、沖合事業は26%増でした。沖合事業の売上高が伸びたのは、米国メキシコ湾で深海掘削リグが前年同期比で30%以上増加し、掘削活動が活発だったことが原因です。陸上での売上高の減少は、リグカウントが全体的に前年同期比で15%減少し、圧力ポンピング・サービスおよび他の技術の価格が低下したことが主な原因です。

セグメント別では、油層定義グループの売上高は28億ドルで、前年同期から2億2100万ドル(9%)増加しました。その要因は、沖合探鉱活動が活発になったことと坑井試験サービスおよびシュルンベルジェ・インフォメーション・ソリューションズ(SIS)の売上が2桁の伸びを見せたことです。海外全体でソフトウエアの売り上げが拡大したことが大きく貢献しました。ウェスタンジーコは、高価格帯での海洋船�の利用率が上昇し、中東およびオーストラリアでUniQ*および従来の陸上地震探査の生産性が向上したことで、成長しました。掘削グループの売上高は41億ドルで3億4700万ドル(9%)増加しました。これは、米国メキシコ湾、サハラ以南アフリカ、サハリン、アジア、オーストラリアで沖合掘削活動が活発になったことやサウジアラビア、中国、オーストラリアの主要な海外陸上市場でリグカウントが増加したことから掘削・計測サービスに対する需要が堅調だったことが原因です。掘削機器・補修活動はすべての地域で拡大し、イラクとオーストラリアでのプロジェクトの始動によりIPMの売上高が好調に増加しました。生産グループの売上高は38億ドルで、2億4300万ドル(7%)の増加となりました。海外で人工採油、坑井介入、坑井仕上げ、坑井サービスの生産技術が2桁の成長を見せました。Framoおよび海底サービス技術は50%以上の伸びを見せ、中南米でのプロジェクトが予定より早く進んだことからSPMの売上高は2倍以上になりました。しかし、生産グループの売上高の増加は、北米の陸上事業で圧力ポンピングの売上高が減少したことで部分的に相殺されました。

第1四半期の税引き前�業利益は20億ドルで、前四半期から6%減少しましたが、前年同期比では4%の増加となりました。海外の税引き前�業利益は15億ドルで、前年同期比で2億6200万ドル(21%)増加しました。北米の税引き前�業利益は6億2700万ドルで、前年同期から1億5000万ドル(19%)減少しました。

前四半期比では、年度末からの売上高の減少と季節的な影響にもかかわらず、税引き前�業利益率は19.0%で、わずか0.37%の減少にとどまりました。海外の利益率は20.5%で安定し、北米の利益率は19.1%に落ち着いています。

前年同期比では、税引き前�業利益率はわずかに0.59%低下して19.0%となりました。海外の税引き前�業利益率は1.35%上昇して20.5%となりましたが、北米の税引き前�業利益率は3.56%低下して19.1%になりました。中東・アジアでは、利益率は前年同期比で1.25%上昇し24.3%に達しました。欧州/CIS/アフリカでは1.20%上昇して17.8%に、中南米では1.23%上昇して19.5%になりました。北米で利益率が低下した主な原因は、陸上での坑井サービスの生産技術に対する価格圧力によるもので、海外での利益率の上昇には、沖合での探鉱・掘削活動が活発になり、試験サービスおよび掘削・計測技術の利益率が向上したことが大きく貢献しています。中南米および中東・アジア地域でのIPMおよびSPMプロジェクト関連活動の利益率向上も海外の利益率向上に寄与しました。

セグメント別では、油層定義グループの税引き前�業利益率は、試験サービスの利益率向上により0.94%上昇して27.0%となりました。掘削グループでは、掘削・計測サービスの利益率が向上したことから、税引き前�業利益率は0.57%上昇して17.9%となりました。生産グループでは、主に米国陸上での坑井サービスの生産技術の価格が低下したことから税引き前�業利益率は2.37%低下して15.1%となりました。しかし、この影響は中南米でのSPMプロジェクトの利益率向上により部分的に相殺されました。

多くの技術統合要素が第1四半期の業績に寄与しました。

サウジアラムコとシュルンベルジェは共同プロジェクトで密接に協力し、世界最大の油田で個別対応の孔隙システム定義技術を開発・実施しました。使用したデコーディング・アプローチにちなんでCIPHERと名付けられたこの技術は、組織感応性核磁気共鳴データと、他の孔隙率スペクトル測定の画像記録を統合し、炭酸塩岩貯留層の完全孔隙システム評価を行います。炭酸塩岩の複雑な孔隙システムには、浸透率の判定の向上と最終的な石油採取の予想に不可欠な情報として、炭酸塩岩の孔隙形�の詳細情報が必要です。このような炭酸塩岩孔隙システムを詳細に理解することは、炭酸塩岩地層を評価する上で非常に重要です。CIPHERにより、サウジアラムコの予想・操業能力が最大限の石油採取に向けて大きく変わります。

カナダ東部では、ワイヤーラインが最新世代の岩石・流体サンプリング・サービスを導入し、沖合坑井での計測の質と操業効率を改善しました。XL-Rock*大容量ロータリー・サイドウォール・コアリング技術と、ビットへのウェートを地表から�御できる新しいビット設計により、目標としたコアの約80%を採取しました。コアの一部は圧縮強度が500 psi未満の未凝固の区間にありました。また、Quicksilver Probe*集中抽出技術を備えたMDT*モジュール式地層動態テスターとInSitu Fluid Analyzer* システムを用いて、複数の試験区間から汚染の少ない流体を採取しました。このような技術の組み合わせにより、これまで達成されなかった精度と操業効率レベルで、代表的な岩石および流体サンプルを収集することができました。

テキサス西部では、エンデバーが、パーミアン盆地のウルフキャンプ・シェール層でシュルンベルジェの技術を統合し、水平坑井設計を最適化することができました。ワイヤーラインのECS*元素捕捉分光法とSonic Scanner*音響走査技術を組み合わせることで、以前の目標よりさらに深くウルフキャンプのシェール層区間を定義しました。掘削中、シュルンベルジェのPeriScope*地層境界マッパーを用いて、水平坑井を深い方の対象範囲に�持しました。高流量設計の水平坑井仕上げを行い、同時に坑井サービスのHiWAY*流路水圧破砕技術により19段階の坑井刺激処理を行いました。このようなシュルンベルジェ技術の統合により、オペレーターはこの坑井から、同じ油田の最も近くのオフセット坑井と比べて60日間の石油生産量を34%増加させることができました。

サウジアラビアでは、シュルンベルジェ坑井仕上げサービスが、サウジアラムコの沖合油田で世界初の3極3 1/2インチのIntelliZone Compact* モジュール式多層管理システムを設置しました。IntelliZone Compact技術は新世代の統合インテリジェント坑井仕上げシステムで、1つのアセンブリに、リモート操作の流量�御バルブ、チョーク位置センサーを備えたリアルタイムのデュアル・モニタリングシステム、および貫通パッカーを備えています。このシステムは、生産を最適化すると同時に、設備の効率を上げ、将来の介入を最小限に抑えるよう設計されています。

日本では、石油天�ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が世界で初めてメタンハイドレート層からのガスの沖合生産を確認しました。2つのモニタリング坑井と1つの生産坑井の掘削、およびメタンハイドレートの分離による生産坑井の流量試験で、シュルンベルジェの地層評価、掘削、坑井仕上げ、モニタリング技術がJOGMECによって使用されました。このシュルンベルジェの技術には、光ファイバー分布型温度感知と高解像度デジタル・センサーアレーを用いたWellWatcher*リアルタイム貯留層・生産モニタリングが含まれていました。また、生産試験の前後に、坑井音響反射調査(BARS)モデリング技術およびケーシング背後ABC*分析技術を備えたワイヤーラインのSonic Scanner音響走査プラットフォームを作動させました。これらのシュルンベルジェの技術は、JOGMECがこの画期的なプロジェクトでメタンハイドレートからガスを生産する方法とその経済性を検証する上で重要な役割を果たしました。

油層定義グループ

第1四半期の売上高は28億ドルで、前四半期から11%減少しましたが、前年同期比では9%の増加となりました。税引き前�業利益は7億5800万ドルで、前四半期比では18%の減少となりましたが、前年同期比では13%増加しました。前四半期比での減少の要因は、主に年度末に非常に好調だったウェスタンジーコのマルチクライアントおよびSISソフトウエアの売上高が減少したことですが、この影響はウェスタンジーコの海洋船�の利用率の上昇によって部分的に相殺されました。

前年同期比では、試験サービス活動とSISソフトウエアの売上高が2桁の成長を見せたことから、売上高は2億2100万ドル増加しました。これは、沖合探鉱活動の改善とすべての海外地域での売上高の増加が主な原因です。ウェスタンジーコは、高価格帯での海洋船�の利用率が上昇し、中東およびオーストラリアでUniQおよび従来の陸上地震探査の生産性が向上したことで、成長しました。

税引き前�業利益率は27.0%で、前四半期から2.15%低下しましたが、前年同期比では0.94%上昇しました。前四半期比で利益率が低下したのは、ウェスタンジーコのマルチクライアントおよびSISソフトウエアの売上高が季節的要因で減少したためです。

前年同期比では、税引き前�業利益率は上昇しました。その要因は、利益率の高い沖合探鉱活動により試験サービスの利益性が向上したことです。

油層定義グループ全体の多くの技術要素が第1四半期の業績に寄与しました。

ウェスタンジーコは、2014年度の鉱区入札に向けて、ニュージーランドで最初の高解像度広帯域マルチクライアント調査でのデータ捕捉を完了しました。タラナキ沖合で実施したこの調査では、Q-Marine Solid*ストリーマー、ObliQ*スライディングノッチ広帯域信号捕捉・画像化、Delta*調整海洋広帯域震源、浅海域の完全�曲を対象としたContinuous Line Acquisition*法など、ウェスタンジーコのいくつかの技術を使用しました。この領域での環境面を考慮して、ウェスタンジーコは現地の環境局および規�当局と密接に協力して安全に責任を持って調査を実施することを保証し、ニュージーランド自�保護局の支持をいただきました。

ウェスタンジーコは、南アフリカ沖合の鉱区2B全体でIsoMetrix*海洋等測地震探査技術を用いた三次元調査での捕捉と処理で、Thombo Petroleum Ltd.と契約を結びました。この調査は、A-J1地溝全体に広がる686 km2の完全�曲領域を対象としています。Thombo Petroleumは、この領域の周辺に石油発見や他の鉱脈・鉱床が見込まれると述べています。Thomboは、IsoMetrix技術の使用が埋蔵量や資源を評価する上での重要なステップであると語っています。

アンゴラ沖合では、ウェスタンジーコがTotal Exploration and Production Angolaが操業するジラソール、ジャスミン、ダリア、ロ�油田でQ-Marine*技術を用いた600-km2四次元モニター調査を完了しました。非常に密集したこの領域には、2つのFPSO、2つのタンカー積載所、1台の掘削リグが含まれ、地表の設備の下の貯留層を明らかにするためには、1隻の探査船を追加したアンダーシューティング技法を用いる必要があります。

BPはウェスタンジーコと、トリニダード・トバゴのサウス・コロンブス盆地での約900km2の海底ケーブルデータについて、過去最大規模のデータ処理・画像化契約を結びました。この調査では、二度の冬季にわたり、Q-Seabed*技術およびSimSource*同時震源捕捉技術を用いて信号捕捉を行いました。この契約は、両社の多年にわたる複数プロジェクトでの協力の一環であり、BP/ウェスタンジーコ合同チームは、世界的に認められたBPヘリオス賞を受賞しました。

UniQ統合ポイントレシーバー陸上地震探査システムのリースや販売または開始されて以来、数社がすでにこの技術を導入しています。IG Seismic Services Ltd(IGSS)は4万チャンネルのシステムを購入しました。これはロシアで順調に稼働しています。中国のSichuan Geophysical Company (SCGC) は4万5000チャンネルのシステムをリースし、過去最高の効率でPetroChina Southwest Oil and Gas Field Companyのプロジェクトを完了しました。メキシコのプロジェクトでもUniQシステム導入で1年リース契約が��しています。

オーストラリアでは、Apacheが複雑な海緑石貯留層でワイヤーラインのMR Scanner*専門磁気共鳴サービスを採用し、スタグ油田の開発坑井で流体の確認を行いました。高濃度の海緑石が比抵抗検層に影響を及ぼしたため、従来の検層技術では飽和および流体タイプでさえ特定することはできませんでしたが、MR Scanner流体分類では飽和度に加えて、水/石油/ガスの境界を特定することができました。この成功により、Apacheはこの技術を同社の油田の坑井開発プログラムにも導入しました。

クウェートでは、クウェート石油会社(KOC)がワイヤーラインのDielectric Scanner*多周波誘導分散技術を採用し、複雑な層位と堆積学的変動を有するRaudhatain油田の水平坑井で生産可能な水層を検知しました。その後、Quicksilver Probe集中抽出技術によるMDTモジュール式地層動態テスターを用いて、対象区間のウォーターカットを定量化し、Dielectric Scannerサービスの結果を確認しました。この流体定義により、顧客企業は坑井仕上げの設計を最適化し、最大限の採取を可能とする貯留層からの効率的な石油排出を実現しました。

アラスカでは、Cook Inlet Natural Gas StorageがワイヤーラインのTuffTRAC*ケースドホール・サービス・トラクターとPowerJet Omega*深層貫通穿孔成形炸薬を採用し、ケナイ・ガス田で4つの坑井を再穿孔しました。これまで、このガス田のすべての坑井では穿孔が不均衡であり、そのため流量試験は期待を下回っていました。穿孔による破損を最小限に抑え、より効率的な穿孔トンネルを実現するため、これらの坑井は均一的な圧力で再穿孔され、噴射率は50~300%向上しました。

コロンビアでは、Hocol S.A.がワイヤーラインのFlow Scanner*水平・傾斜坑井生産検層技術とRST*貯留層飽和率検層技術を採用し、5つの砂利詰め裸孔坑井で地層評価データを取得しました。シュルンベルジェ石油技術サービスによるデータ解釈で、顧客企業は生産プロファイルと貯留層の特性、ならびにこれらが坑井の水平区間に沿った生産性能に及ぼす影響をより適切に理解することができました。その結果、Hocol S.A.は、掘削および坑井仕上げ設計を改善した新しい油田開発戦略を計画しています。

カ�フスタンでは、Karachaganak Petroleum Operating B.V.(ENI、BG、シェブロン、ルクオイル、KazMunaiGazのコンソーシアム)が、広範囲な6インチにわたる水平坑井で、ワイヤーラインのPressureXpress*貯留層検層同時加圧技術を採用し、カラチャガナク油田においてこれまでで最も深い地層圧力調査を行いました。作業設計、計画実行、リアルタイム・モニタリングのベストプラクティスに従って、難しい1200-mの水平区間でPressureXpressツールをドリルパイプに使用しました。取得したデータにより、オペレーターは、主要掘削プラットフォームから西部積層地帯までの圧力形態をより適切に理解することができました。

コロンビアでは、Union Temporal IJPがワイヤーラインのSonic Scanner音響走査プラットフォームと、CBL Adviser*セメントボンド評価ソフトウエアを備えたUSI*�音波画像化技術を採用し、パラグア油田の石油生産坑井で坑井付近の破断特性を評価しました。シュルンベルジェ石油技術サービスの学際的貯留層定義サポートにより、破断の高さと広がりを詳細に把握し、この坑井の生産性を新たに見積もることができました。この結果、顧客企業は2つの別の坑井でも同じワークフローを実施する予定です。

ロシアでは、シュルンベルジェ試験サービスが、Venineft向けにサハリン沖合で、高い流量で複雑な坑井試験を実施しました。厳しい気候条�、利用時間が限られた沖合リグ、高いスプレッド・コストにもかかわらず、坑井試験は問題なく実施され、予定より10%リグ時間を短縮することができました。この成功は、個別対応の坑井試験設計、徹底した作業準備、リアルタイムのデータ・モニタリング、Venineftとシュルンベルジェの沖合および陸上チームの協力により達成できました。

アラブ首長国連邦(UAE)では、アブダビ陸上石油操業会社(ADCO)と新たな基本契約を結びました。この3年契約により、ADCOのすべての事業ユニットは、シュルンベルジェのE&Pソフトウエア技術、技術コンサルティング、トレーニングサービスを利用できます。地震探査、地質モデリング、貯留層シミュレーション、石油経済学を含むエンド・ツー・エンドの石油技術ソリューションを提供する独自の能力を通して、シュルンベルジェは現在もADCOが信頼する技術パートナーとして認められています。

南アフリカでは、Sasol Petroleum Internationalが、同社が世界に有するすべての資産のモデリングと地震探査解釈に最適なプラットフォームとして、シュルンベルジェのPetrel* E&Pソフトウエアを選びました。これは戦略的な科学的ソフトウエア、データ管理、プロセス環境プロジェクトの一部です。Petrelソフトウエアは、資産チームに必要な統合を提供し、協力的な「思考と計画」環境を実現する重要な要素となります。

ポーランドでは、Polish Oil and Gas Company S.A.(PGNiG)が、特にシェールガス利権領域に重点を置いて、国内のすべての資産の貯留層モデリングと地震探査解釈に最適なプラットフォームとして、Petrel E&Pソフトウエアを選択しました。Petrel技術プラットフォームを採用するこの決定は、従来型および非従来型ガス貯留層探査・開発を向上させるPGNiGの取り組みをサポートするものです。

掘削グループ

第1四半期の売上高は41億ドルで、前四半期比で横ばいとなりましたが、前年同期比では9%増となりました。税引き前�業利益は7億4100万ドルで、前四半期から7%増加、前年同期比で13%増となりました。前四半期比で売上高が横ばいとなったのは、技術構成がより好ましいものになったことによる価格の改善と欧州/CIS/アフリカ地域および中東での活動の活発化によって掘削・計測サービスの売上高が増加したことで、年度末に好調だったM-I SWACO製品の売上高の減少が相殺されたことによるものです。

前年同期比で売上高は3億4700万ドルの増加となりました。その要因は、米国メキシコ湾、サハラ以南アフリカ、サハリン、アジア、オーストラリアで沖合掘削活動が活発になったことや、サウジアラビア、中国、オーストラリアの主要な海外陸上市場でリグカウントが増加したことから、掘削・計測技術が堅調に拡大したためです。掘削機器・補修活動はすべての地域で増加し、イラクとオーストラリアでのプロジェクトの始動によりIPMが大幅に拡大しました。

税引き前�業利益率は17.9%で、前四半期から1.11%の上昇、前年同期比で0.57%の上昇となりました。前四半期比で利益率が上昇したのは、掘削・計測サービスの技術構成が高度化されことで価格が上昇したことや、中東でのIPMプロジェクトの利益率が向上したことによるものです。

前年同期比では、米国メキシコ湾および海外地域での掘削活動の増加と特に掘削・計測サービスで技術構成が改善されたことによる価格の改善により、税引き前�業利益率は上昇しました。

掘削グループの多くの技術が第1四半期の業績に寄与しました。

中国では、ペトロチャイナがシュルンベルジェのPowerDrive Archer*高角度変化ロータリー・ステアラブル・システムとSmith IDEAS*統合ドリルビット設計プラットフォームを初めて導入し、哈得油田の3つの大深度坑井で、8 1/2インチ区間を最長の単一ビット作業により最速貫通率で掘削を行い、2つの油田記録を塗り替えました。また、PowerDrive Archer技術は2012年の商業化以来の掘削で最も深い総垂直深度を達成し、世界記録を打ち立てました。PowerDrive ArcherとSmith Bitsの技術を組み合わせることにより、キックオフから坑井に達するまで単一の作業で掘削が可能になり、オペレーターは、以前の掘削システムに比べて作業数を最大5回削減し、坑井当たり最大7日間の短縮を実現しました。これらの技術の相乗効果により、ペトロチャイナは増角区間を短縮し、貯留層の露出を約20%増やすことができました。

同じく中国で、掘削・計測サービスは、2012年、シェルの長北プロジェクトで複数の掘削記録を打ち立てました。過去6年間で同じ油田で掘削された坑井の中で、現在までで、仕上げ済の4つのデュアルラテラル坑井のうち3つが「クラス最高」と見なされ、1つは「上位4分の1」に入っています。成果ベースの掘削契約はシェルの目的に沿っており、顧客企業はすでに予定の総AFEより101日間の大幅な短縮を実現しています。これは、掘削・計測サービスの現場人員とシェルの長北チームとの協力により実現されました。

南シナ海では、CACT Operators Group(CNOOC、シェブロン、ENI)が、掘削・計測サービスのPowerDrive*ロータリー・ステアラブル・システム、EcoScope*†多機能掘削同時検層およびPeriScope 地層境界マッパー技術を使用し、水平リエントリー坑井掘削プロジェクトで、高度に積層化した成熟度の高い貯留層を開発しました。水平坑井の横方向区間全体を薄い2mの対象貯留層範囲に正確に配置することで、オペレーターは炭化水素の排出を向上させることができました。その結果、この水平坑井は、予想よりウォーターカットが非常に少なく、より高い割合で石油を生産しています。

ロシアでは、ノブイ・ウレンゴイ地域のSamburgskoe油田で、シュルンベルジェ掘削グループの技術がEriell向けに水平掘削パフォーマンスで新たなベンチマークを確立しました。シュルンベルジェ掘削・計測サービスのPowerDrive X6*ロータリー・ステアラブル技術と個別対応のSmith多結�ダイヤモンド・コンパクト(PDC)ビットを、最高級カッター技術と組み合わせることで、水平坑井の掘削で32 m/時の貫通率を達成し、新たな油田記録を打ち立てました。

同じくロシアで、掘削・計測サービスは、ルクオイル向けに、ペルミ地域でMicroScope*掘削同時比抵抗検層・画像化技術を採用しました。このサービスは、パブロフスカヤ油田の炭酸塩岩地層で高い効率を実証し、抵抗力の非常に高い環境での地層抵抗力、構造的傾斜、破断に関する情報を掘削時に正確に提示しました。こうした重要な情報をリアルタイムに取得することで、貯留層の最適な箇所に2つの水平坑井を配置することに成功しました。MicroScope計測の立証済の価値は、ボルガ・ウラル地域およびロシア市場でこの技術が急成長する新たな機会を生み出しました。

ロシアの他の地域では、東シベリアのDulisma油田でGazprom Burienieが最近、シュルンベルジェ掘削グループの技術を導入しました。掘削・計測サービスのPowerPak*ステアラブル・モーターと個別対応のSmithビットを統合することで、顧客企業がこれまでこの油田で掘削した中でも最も複雑な形�の8 1/2インチの水平坑井区間を掘削することができました。特に、Smith Bits PDC技術は地層のドレライト区間の技術的な難関を克服し、単一作業で1383mを掘削しました。以前に掘削された坑井では少なくとも3回の作業が必要でした。

オーストラリア沖合では、Vermilion Oil & Gasがシュルンベルジェ掘削グループの技術を採用し、極めて未凝固の貯留層を有する油田で非常に難しい坑井を掘削しました。これらの技術には、掘削・計測サービスのPowerDrive Archer高角度変化ロータリー・ステアラブル・システム、EcoScope多機能掘削同時検層サービス、PeriScope地層境界マッパー、およびIDEAS統合ドリルビット設計プラットフォームで特殊設計したSmithビット、ならびにWellDefined TVD*調査最適化サービスが含まれます。これらの技術を組み合わせることで、坑井を正確に配置するとともに、難しい軌道を希望する区間の範囲および以前に掘削した坑井の間に�持することができました。PeriScope技術は、予想されるウォーターコーンをマップすることができ、希望する砂層の範囲に操舵を誘導しました。この作業は2200mの単一作業で行われました。

タイでは、最近、シュルンベルジェ掘削・計測サービスがタイ沖合のすべての作業に関してPTTEPとの間に掘削同時計測(MWD)技術の契約を結びました。この3年契約によりシュルンベルジェ掘削・計測サービスは、タイ湾のスリムホール掘削市場に再参入しました。この難しい�高温の掘削環境には、200℃で作業できる特殊なMWD技術が必要です。

エクアドルでは、EP Petroecuadorが、Smith Bits技術により、アウカ油田で掘削された坑井の12 1/4区間で、これまでで最速の貫通率を達成しました。ONYX*カッター技術を備えた12 1/4インチの個別対応のSmith PDCビットにより摩耗が最小限に抑えられ、オペレーターは、従来のPDCビットを2、3台用いたこれまでの同様の坑井に比べ、作業を3日以上短縮することができました。

アルゼンチンでは、ApacheがシュルンベルジェのPowerDrive Archer高角度変化ロータリー・ステアラブル・システムと個別対応のSmithビットを採用し、ネウケン盆地のヴァカ・ムエルタ非在来型シェール地層で水平坑井を掘削しました。シュルンベルジェの掘削技術を組み合わせることで、坑井の曲面区間および排水区間を最適化することができました。これらの区間は、オフセット坑井より35%高い平均貫通率で、単一作業にて掘削されました。その結果、8 1/2区間は、予定より7日早く坑井の全深さに達しました。

2013年度、オクシデンタル・ペトロリウム・コーポレーション(ヴィンテージ)の完全所有子会社であるヴィンテージ・プロダクション・カリフォルニアは、ビット、掘削流体、モーターを含むシュルンベルジェの統合掘削システムを採用し、カリフォルニア・ローズ油田での操業で建設コストを36%削減し、操業効率を33%向上させました。エンジニアード掘削システム・アプローチにより、1万3000フィートの坑井の掘削で作業を9.4日短縮することができました。このようなパフォーマンス向上が可能になったのは、上層坑区間ではシュルンベルジェのマッドモーター、横方向ではPowerDriveロータリー・ステアラブル・システム、および個別対応のSmith PDCビットを用いたためです。このシステムは、最適な貫通率で8°/100-フィートの曲面区間を実現しました。M-I SWACO流体を用いて泥の抑�と潤滑を行うと同時に、ローグラビティーソリッドをチェックし、ダウンホール・ツールおよびリグ構成部品の浸食に関連するNPTを短縮しました。シュルンベルジェとヴィンテージの共同坑井現場チームは、坑井の洗浄を適切に管理し、パイプの詰まりを防止するとともに、掘削システムを最適化して上記の成果を達成しました。シュルンベルジェのセメンティング・サービスが提供するすべてのデータに簡単にアクセスできるようにしたことで、最適かつ適時のセメント設計が可能となり、効果的な地層分離を行うことができました。

ブラジルでは、IPMが、Vanco向けにサントス盆地で3つの沖合坑井の掘削を完了しました。この坑井は、地層誘引型振動、重度のスティックスリップ、高い温度勾配などの厳しい掘削条�で知られています。シュルンベルジェの技術の導入は、OSC*双方向掘削作業サポートセンターにより実現され、ブラジルで最長の17 1/2インチ区間の掘削作業を記録しました。全体として、オペレーターが承認した費用計画に比べ、21日短縮することができました。

同じくブラジルでは、ペトロブラスが、泥圧操作可能時間が少ない深海HPHT探鉱井で、M-I SWACO WARP*流体技術を採用しました。WARP技術により、坑井は予定通りに掘削することができ、掘削同時計測ツールおよび掘削同時検層ツールのデータを取得する能力が向上して従来の掘削流体システムに比べて信号強度は最大10倍となりました。この優れた掘削流体の性能により、ペトロブラスは、掘削・計測サービスのStethoScope*地層掘削同時加圧、TeleScope*高速掘削同時遠隔測定、およびsonicVISION*掘削同時音響測定で提供されたデータへの信頼を高めることができました。

ブラジルの他の地域では、M-I SWACO WARP流体技術の微粒バライト流体により、OGXはサントス盆地の深海HPHT探鉱井で、Wireline UBI*�音波試掘孔イメジャーを導入することができました。標準的APIバライトに比べ約10倍小さい2~4ミクロンの専用ミクロンサイズの増量剤を用いることで、WARP技術は、レオロジー特性が低く、バライトの沈下や沈殿のない17.2ppgの高い泥重量を生み出すことができました。シュルンベルジェの技術を組み合わせることで、OGXは地層評価を強化しつつ、難しいHPHT環境での操業リスクを軽減することができました。

生産グループ

第1四半期の売上高は38億ドルで、前四半期から4%減少しましたが、前年同期比では7%の増加となりました。税引き前�業利益は5億7300万ドルで、前四半期比では3%の減少、前年同期比では8%の減少となりました。前四半期比での減少は、主に年度末に非常に好調だった坑井仕上げおよび人工採油製品の売上高が減少したことが原因です。また、カナダ西部での冬季の活動の増加によりステージカウントが増加したものの、米国の陸上事業では生産能力の過剰により価格が低下したため、坑井サービスの生産技術も減少しました。

前年同期比では、売上高は2億4300万ドル増加しました。その主要因は、海外で人工採油、坑井介入、坑井仕上げ、坑井サービスの生産技術が2桁の成長を達成したことです。Framoおよび海底サービス技術は、50%以上の伸びを見せ、中南米でのプロジェクトが予定より早く進んだことからSPMの売上高は2倍以上になりました。しかし、グループの売上高の増加は、北米の陸上事業で圧力ポンピングの売上高が減少したことで部分的に打ち�されました。

税引き前�業利益率は15.1%で、前四半期から横ばい、前年同期比では2.37%の減少となりました。前四半期比では、中南米のSPMプロジェクト関連の活動で利益率が向上したことや、米国メキシコ湾および海外地域で坑井サービスの業績が改善したことから、利益率は上昇しました。しかし、この上昇分は、米国の陸上事業の価格低下によって相殺されました。北米の他の地域では、坑井サービスの陸上事業の利益率は1.35%上昇しました。これは、カナダ西部でステージカウントが増加したことや、グアーガムのコストが低下したためです。

前年同期比では、税引き前�業利益率は低下しました。その主な要因は、米国の陸上事業での坑井サービスの生産技術で価格が低下したことですが、この影響は中南米でのSPMプロジェクトの利益率向上により部分的に相殺されました。

当四半期の要点には生産グループの多くの技術の成功が含まれています。

ルーマニアでは、OMVペトロムが、流体損失しやすい枯渇貯留層をセメントで固めるのに最適な技術として、デアル・バトラン油田で坑井サービスのLiteCRETE*スラリーを使用しました。LiteCRETE技術を多くの坑井で採用した結果、損失が軽減され、セメントボンドやさまざまな密度検層により地層分離が確認されました。これによりオペレーターは補修のためのセメンティング作業が不要となり、掘削リグおよびサービスにかかるコストを抑えることができました。

ロシアでは、Novo-Khokhryakovskoye油田において、TNK-BP Varyeganneftegasとの最初のSPMプロジェクトで水圧破砕処理を成功させました。坑井の初期流量は顧客企業の予想を50%上回りました。破砕評価後に取得したデータは、今後の水平坑井仕上げの最適化で利用できます。

ロシアでは、Verkhnechonskneftegaz公開会社(OJSC)が坑井サービスのCemCRETE*コンクリートベース・セメンティング技術を使用してセメントシースの質を大幅に向上させ、シベリア東部にあるVCNG油田の坑井の寿命を�ばすことができました。また、顧客企業の掘削部門は、2013年中にVCNG油田のすべての坑井で、従来のセメンティング技術に代えて坑井サービスの低密度スラリー用LITEFIL* セメント添加剤を用いることに決定しました。

メキシコ南部では、シュルンベルジェがPemex向けに、異質性の高い採取可能な炭酸塩岩層で500 m以上のスロッテッドライナーを用いて、テラ油田で最初の水平坑井を仕上げました。坑井サービスのSXE* superX乳剤とVDA*粘弾性分岐刺激流体を用いて坑井刺激処理を実施した結果、初期石油生産量は約5000 bbl/日となり、予定を66%上回りました。その結果、顧客企業は現在、同じ油田で2番目の水平坑井を掘削中で、ここでも同じような坑井刺激処理を実施する予定です。これは、個別対応のエンジニアリングと、Pemexとシュルンベルジェの油田操業におけるチームワークにより実現することができました。

クウェートでは、KOCがシュルンベルジェ坑井介入サービスの技術を採用し、2000年に生産を停止した坑井を復活させました。この油田では、分散型温度感知(DTS)を用いたACTive*坑井内ライブ・パフォーマンス母岩刺激技術と、ABRASIJET*水圧パイプ切断・穿孔サービスを組み合わせた斬新なアプローチが初めて採用されました。また、活性化流体を用いて地層への処理貫通を最適化し、貯留層との接触を増やして最適な成果を得ることができました。この介入作業の設計と実施が成功したことで、この坑井は再び石油を産出し、KOCの生産に大きく寄与することになりました。

北海の英国セクターでは、Xcite Energyが、ベントレイ油田での独自のインテリジェント多層坑井仕上げでシュルンベルジェの坑井仕上げ技術を採用しました。地層管理システムのIntelliZone*ファミリーと、SFIV*地表�御型地層分離バルブシステムを組み合わせることで、拡張坑井試験で2つの水平坑井の流量を�御することができました。また、WellWatcherリアルタイム貯留層・生産モニタリング技術とDTSを採用し、生産パラメータをモニターするとともに、可変速ドライブを備えた電動水中ポンプで坑井を作り上げるのに必要な採油を行いました。この坑井には画期的な14本の�御ラインを設置し、統合的多層管理システムを導入することで、コストのかかる坑井介入作業なしに、2つの坑井の生産試験とデータ取得を効率的に行うことができました。

ノルウェーでは、シュルンベルジェは、沖合オーメン・ランゲ油田の2つの海底ガス坑井で、シェルにすべての製品とサービスを提供しました。提供した製品とサービスには、OptiPac* Alternate Path‡、WellWatcherリアルタイム貯留層・生産モニタリング、FIV*地層分離バルブシステムが含まれます。OptiPac技術により枯渇度の激しい地層の坑井で有益なグラベルパックが可能になり、坑井仕上げの寿命を伸ばしました。リモート操作の媒体で確実にFIVツールを作動させることでこの2つの坑井を稼働させることができました。これによって作業が簡略化され、オペレーターは坑井当たりのリグ時間コストを1500万ドル削減することができました。

インドネシアでは、南スマトラ沖合油田の144の坑井でのESP機器およびサービスで、シュルンベルジェ人工採油はCNOOCと電動水中ポンプ(ESP)6年稼働サービス契約を結びました。この契約締結は、約40年間にわたりシュルンベルジェが南スマトラの厳しい坑井条�で信頼性の高いシステムを供給してきた実績に基づいています。

カナダでは、シュルンベルジェ坑井仕上げサービスが、Mancal Energy向けに、段階的熔解性ボールによるFalcon*多段階坑井刺激システムを用いて、合計で95段階の坑井刺激を含む6つの新しい坑井を仕上げました。�解性ボールは坑井流体で作動させました。標準のFalconボールの代わりにこのボールを使用することで、坑井仕上げプロセスにおいて、この地域では坑井当たり20万ドルの費用がかかるコイルドチュービングによる介入の可能性が低減されました。

ロシアでは、2012年、メソヤハ油田でGazpromneft-Razvitie向けに、数多くのシュルンベルジェ技術の応用を成功させました。シュルンベルジェ掘削・計測サービスのPeriscope地層境界マッパー技術を用いて、水平坑井区間をより適切に配置し、貯留層の�態をさらに詳しく理解することができました。また、シュルンベルジェ出砂管理サービスのMeshRite*ステンレス鋼圧縮メッシュスクリーンにより2つの水平坑井を仕上げ、生産時の砂の逆流を軽減しました。また、シュルンベルジェ試験サービスは、東メソヤハ油田の2つのパッドで拡張坑井試験サービスを実施しました。管理された環境的に安全な操業によってGazpromneft-Razvitieは貯留層があることを確認し、全面的なパッドの開発に対する自信を強めました。

シュルンベルジェについて

シュルンベルジェは世界の石油・ガス産業で活動する顧客に技術、総合プロジェクト管理、情報ソリューションを提供する世界的大手企業です。140カ国以上の約12万人を雇用するシュルンベルジェは85カ国以上で�業し、探鉱から生産まで、業界で最も幅広く商品とサービスを提供しています。

シュルンベルジェ・リミテッドは主要なオフィスをパリ、ヒューストン、ハーグに置き、2012年の売上高は421億5000万ドルでした。詳細情報についてはwww.slb.comをご覧ください。

*シュルンベルジェまたはシュルンベルジェ関連会社のマーク

†石油天�ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、旧石油公団(JNOC))とシュルンベルジェは、LWD技術を開発する研�プロジェクトで協力しました。EcoScopeおよびNeoScopeのサービスではこの協力により生まれた技術を採用しています。

‡Alternate Pathはエクソン モービル コーポレーションのマークであり、その技術はシュルンベルジェに独占的にライセンス供与されています。

注記

シュルンベルジェは2013年4月19日金曜日に電話会議を開催し、上記の決算発表ならびに事業見通しについて議論します。会議は米国中部時間午前8時、東部時間午前9時から開始します。一般公開されるこの会議に参加するには、+1-800-288-9626(北米内)または+1-612-332-0345(北米以外)まで、予定された開始時間の約10分前までに電話し、電話会議オペレーターに「シュルンベルジェ決算発表電話会議」への参加を伝えてください。この電話会議の終了後、2013年5月19日まで録音再生を聴取できます。+1-800-475-6701(北米)または+1-320-365-3844(北米以外)にダイヤルしてください。アクセスコードは280257です。

電話会議はwww.slb.com/irwebcastにて、聴取のみの方式にてウェブキャストで同時放送されます。電話会議が始まる15分前にログインし、お使いのブラウ�ーをテストして電話会議への登録をしてください。ウェブキャストの録音再生も同じウェブサイトでご利用いただけます。

本プレスリリースと財務情報に関するQ&A形式の補�情報はwww.slb.com/irから入手できます。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を 資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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