GeoSphereが提供する独自の裸孔周囲貯留層マッピングサービスにより、油ガス田開発戦略を向上させ、生産を改善

（ビジネスワイヤ） -- シュルンベルジェは本日、貯留層同時マッピング／掘削サービスとなる GeoSphere*の投入を発表しました。この新技術は、専有的なリアルタイムの解釈技法で実現した深部方向抵抗の新測定値を利用することで、海底層理および流体界面の特性を貯留層の規模で明らかにし、坑井ランディング業務、ステアリング能力、複数境界のマッピングを最適化するものです。

シュルンベルジェの掘削・測定担当プレジデントを務めるスティーブ・カウフマンは、次のように述べています。｢シュルンベルジェはGeoSphere技術により、史上初の貯留層同時マッピング／掘削サービスとして、顧客がかつてない調査深度で裸孔周囲を測定し、新規の数学的反転手法を併用することで、自社の貯留層をマッピングできるようにするものです。この長く待たれた技術的マイルストーンの商業化によって、資産チームは貯留層同時マッピング／掘削サービスによるデータと、その他の下げ孔測定によるデータをシームレスに統合して、生産と貯留層の管理を最適化できるようになりました。｣

裸孔から100フィート以上と調査範囲が広いため、掘削チームはGeoSphereサービスを利用して、掘削リスクを低減し、正確に坑井ランディングを実施することができ、試掘井の削減に結び付きます。さらに、リアルタイムの貯留層同時マッピング／掘削サービスにより、流体界面から離れたターゲット貯留層内の坑井の位置決めが可能になり、貯留層の露出頻度が向上するとともに、地球科学者は地震探査解釈と地質的・構造的モデルを精緻化できます。

GeoSphereサービスは世界各国の坑井140本以上で試験されており、これら坑井の地域は北米・南米・欧州・中東・ロシア・オーストラリアに及びます。

北海において、ある顧客がGeoSphereサービスを利用して、50フィート近く離れた距離から、坑井ランディングと貯留層ターゲット上端の探知に成功しています。その結果、地層の掘削前に掘削計画を最適化できます。貯留層ターゲットから300フィート以上離れたドリルビットを利用した同時マッピング／掘削技術により、貯留層の入り口を最適化する際に必要であれば、坑跡調節のために相当の距離が存在することを確認しました。

顧客のオフショア・ブラジルはGeoSphere技術を活用して、深海坑井を持つ複数の貯留層区画を正確にマッピングすることができました。貯留層同時マッピング／掘削サービスは坑井ステアリングの決定に使用され、これによりこの顧客は排水位置を改善し、ターゲット貯留層からの予期しない撤退を回避するとともに、貯留層についての知見を得ることで、生産を最適化することに成功しました。

北欧において、ある顧客がGeoSphereサービスを利用して、複雑な地質を持つ水平坑井2本で、有効貯留層率を0.45から0.96へと倍増させました。この薄層理から成る不連�貯留層では、当該田において先行する全坑井と比べ、露出が増えており、両方の坑井で日産8000バレル以上も生産を向上させました。

貯留層同時マッピング／掘削サービスのGeoSphereに関する詳細情報については、www.slb.com/geosphereをご覧ください。

シュルンベルジェについて

シュルンベルジェは世界の石油・ガス産業で活動する顧客に技術、総合プロジェクト管理、情報ソリューションを提供する世界的大手企業です。140カ国以上の約12万3000人を雇用するシュルンベルジェは85カ国以上で�業し、探鉱から生産まで、業界で最も幅広く商品とサービスを提供しています。

シュルンベルジェ・リミテッドは主要なオフィスをパリ、ヒューストン、ハーグに置き、2013年の��事業による売上高は452億7000万ドルでした。詳細情報についてはwww.slb.comをご覧ください。

*シュルンベルジェまたはシュルンベルジェ関連会社のマーク

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